視点

若者議会に参加して感じたこと

6月3日、琉球大学において開催された「若者議会」に講師として参加しました。

今回の授業は、「現代沖縄の地域振興」をテーマに、県議会の仕組みや議員の役割、沖縄が抱える課題や地域振興の取組について、学生の皆さんと意見を交わす貴重な機会となりました。

私は講義の中で、「政治とは大きな政策だけではなく、住民から寄せられる小さな課題を一つひとつ解決していくことの積み重ねである」とお話ししました。

実際に、宮古空港駐車場の30分無料化や、浄化槽に関する古い規制の見直しなど、一見すると小さな改善であっても、住民の暮らしに直接関わる重要な課題があります。政治の役割は、そうした身近な課題に向き合い、制度や予算を通して解決へ導くことにあります。

講義後に提出された学生レポートを拝見すると、「政治が身近に感じられた」「選挙に行こうと思った」「議員は議論するだけでなく地域の声を聞く仕事もしていることが分かった」など、多くの前向きな感想が寄せられていました。

また、「行政でさまざまな議論が行われても、最後は政治が予算を決める」という私の言葉が印象に残ったという意見もありました。政策を実現するためには財源が必要であり、課題解決のためには予算を確保することが重要であることを理解していただけたようです。

さらに、離島振興についても多くの関心が寄せられました。私は離島出身の県議会議員として、離島が抱える交通コストや生活条件の格差を少しでも改善するため、航空運賃や船賃の負担軽減などに取り組んでいます。学生の皆さんが離島の現状や課題について理解を深めてくれたことを大変嬉しく感じました。

今回の若者議会を通して改めて感じたのは、若い世代が政治に関心を持つことの重要性です。

憲法には「主権は国民に存する」と定められています。しかし、現実には政治との接点を感じる機会が少なく、自分たちの一票や声がどのように政治に反映されているのか実感しにくいのも事実です。

だからこそ、大学教育の一環として、実際に政治家と対話し、生の声を聞く機会は非常に意義のある取組だと考えています。

今後は、議員が掲げる政策や公約について学生と意見交換を行い、政策実現までのプロセスを共に考える機会を設けることができれば、さらに実践的な主権者教育につながるのではないでしょうか。

若い世代の皆さんには、ぜひ政治を遠い世界の話だと思わず、自分たちの暮らしに関わる身近なものとして捉えていただきたいと思います。

未来の沖縄をつくるのは、これからの世代です。

今回の若者議会が、その第一歩となることを期待しています。

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